文字への興味

文字への興味が湧いてきた、長男。

わが子が通う幼稚園は、森の中で一日を過ごすのだが、そのほとんどが遊び。週に1回は畑仕事と週に1回は野外調理。それ以外は森でお散歩をしている。

なので、もちろん算数的な要素をすることもなく、文字を書くこともない。
幼稚園に入れる当初は、大丈夫なもんかな?とも思ったが、文字はいずれ覚えるだろうという楽観が気にさせなかった。

そんな息子が最近文字に一気に興味を持ち始めた。

モノが本当に豊かになった時代で、子ども用の漢字ドリルやら、ひらがなドリルやら、カタカナドリルが100均で手に入る。その100均アイテムで文字を書き始めた。



おそらくこの手のドリルのスタートは、「めいろドリル」的なものだったと思う。ひたすら迷路をなぞっていくのだが、結果文字書きに結びついた。迷路ドリルで「なぞる」ことは慣れている。

ただ、薄く見本が書いてあるとこはなぞるのだが、空白のボックスは空白のままである。当然だ。こちらは何も言っていないので、その空白が文字を書くスペースだということには気づかない。でも、本人は満足なので、それでよし。

子どもが興味を持った段階で、一気に色々提供してあげると、一気に食いついてくる。親の仕事は、つくつぐ環境提供だと思った。ここでグイグイ押しても気がそれるので、ただ見守ってやる。

いくら情報を提供しても、やる気になるように促しても、本人のベクトルが向いていなければ、効果は少ない。日ごろの生活でキャッチした長男アンテナが、長男をモノゴトに向かしてくれるのだ。

その塩梅が難しい。声を掛けたいが、促してやりたいが、正してやりたいが、それは全て社会のルールを知っている大人のフィルターなのだから。

つくづく、見守りって難しく、でもチャレンジングで面白いと感じる今日この頃。


この前は、幼稚園の友達と銭湯に行った際に、その友達が自分の名字を漢字で書いていたのに衝撃を受けたらしく、「漢字で名前を書きたい!」という欲求が生まれ、早速何度もお風呂場の鏡や、ノートに書きまくっている。(我が家の名字は小学校1年レベル漢字)

それに、幼稚園の集まりに持って行くお皿や、コップに名前を書くのを手伝うと言い張り、結局ほとんどを自分で書き上げていた。もちろん綺麗には書けないが、「II+II」と書いていたが、本人の満足度は高い。

さ、色々と手を動かさせる環境をどんどん作っていこう。


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